ドイツ　環境革新プログラムが開始30周年

　ドイツ連邦環境省は、5月6日、ドイツ復興金融公庫とともに、同省の環境革新プログラム開始30年を祝った。このプログラムは、先進技術を実現するためにパイロットプロジェクトを助成するもので、1979年にスタートした。当時の目標は、「ルール地方に青い空を」であり、大気汚染防止フィルターや浄化設備といった浄化技術が重点であった。
　現在では、統合環境保護対策並びに、再生可能エネルギー対策とエネルギー効率対策が重点となっている。これらのプロジェクトは、環境状況の改善や連邦政府の気候目標の達成に貢献するだけでなく、環境法の改善への注目や経済政策、雇用政策の促進にも貢献する。プログラム開始以降、700以上のプロジェクトに対し、7億ユーロ以上を支援している。【ドイツ連邦環境省】