一般財団法人環境イノベーション情報機構
ケニヤ マウ複合林保全のため、1000万ドルの支援を表明
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2010.05.13 【情報源】国連/2010.05.05 発表
国連環境計画(UNEP)は、マウ複合林を保護するケニア政府のため、1000万ドルの支援を行うことを表明した。アメリカ政府は、生態系の復元や土地の回収、住民の生計手段の改善といったマラ川上流域保全パイロット事業に700万ドルの支援を表明し、EUでは、ガバナンスの強化や生計手段の開発、生態系の修復といった生態系再生事業のために3年間、約300万ドルの支援を表明している。ケニア政府は、マウ複合林保全のために5段階の保全計画をたて、すでに第2段階が終了している。
第1段階では、4530ヘクタールの土地が回収され、第2段階では、昨年9月の報告書をもとにケニア政府と議会が、開拓者が不法占有していた1万9000ヘクタールの土地を回収することを決定し、実施した。1400ヘクタール以上の土地で再植林が行われ、次の雨期には5,000ヘクタールの土地で再植林が実施される予定である。【UNEP】