一般財団法人環境イノベーション情報機構
EU 5件の遺伝子組み換え作物を承認
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2010.03.25 【情報源】EU/2010.03.02 発表
欧州委員会は遺伝子組み換えジャガイモに関する2つの決定を採択した。これは、欧州閣僚理事会及び欧州議会により決定された現行の法的枠組みに基づくもの。1つは遺伝子組み換えジャガイモ「アムフローラ」の工業用(紙の生産に用いられるデンプンの生産等)の栽培をEU域内で許可すること、もう1つは「アムフローラ」のデンプンを飼料として用いることである。また、遺伝子組み換えトウモロコシの食品及び飼料としての市場流通についても決定が採択された。今回、承認された遺伝子組み換えトウモロコシは、MON863xMON810、MON863xNK603など。
これら5件の遺伝組み換え作物については、抗生物質への耐性を示す遺伝子が存在するという懸念がもたれていたため、精密な調査の対象となっていた。【欧州委員会環境総局】