一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会、エストニアとポーランドの国内割当計画を再度却下
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2009.12.22 【情報源】EU/2009.12.11 発表
欧州委員会は、EU排出量取引制度(EU-ETS)に基づく、エストニア及びポーランドの排出枠国内割当計画(2008〜2012年期)について、再度却下する決定を行った。却下の主な理由は、両国の事業者に対する割当案の総量があまりに多いことによる。欧州委員会は、2007年に、EU排出量取引指令に適合していないとして、エストニアとポーランドのNAPを一度却下している。両国はこの決定は無効だとして、欧州裁判所に提訴。2009年9月23日には、第一審裁判所の判決により、欧州委員会の決定が無効とされた。なお、欧州委員会ではこの判決を不服として上訴している。【欧州委員会環境総局】