一般財団法人環境イノベーション情報機構
西アフリカで生物多様性回廊の構築を目指す
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2009.10.07 【情報源】国連/2009.10.01 発表
アフリカのコートジボワールとリベリアの間に、生物多様性保全のための回廊を作ろうという計画が、10月5・6日、コートジボワール・アビジャンで開催される会議で検討される。コートジボワールとリベリアの国境地帯は、ギアナ上部の森林地域の中でも、最も重要な生態系が残されており、西アフリカでも比較的、手付かずの広大な熱帯雨林となっている。また、この一帯には、チンパンジー、コビトカバやゾウといった固有種など、アフリカの哺乳類の4分の1以上が生息している。
今回の会議は、コートジボワールの環境・水・森林省が主催するもので、リベリアのサポ国立公園からコートジボワールのタイ国立公園までを結ぶ生物多様性回廊について、アイデア作りや実現に向けた、長期的な対話のプロセスを開始することを目指す。両国の森林・環境省の関係者、開発関係庁、研究機関、先住民族、NGOなどが参加する予定。【UNEP】