一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

EU環境閣僚理事会 環境上重要な計画・プログラム・事業への公衆参加に関する指令に合意

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2001.12.27 【情報源】EU/2001.12.12 発表

 EU環境閣僚理事会は、「重大な環境影響を伴う特定の環境上の計画・プログラム・事業の準備における公衆参加に関する指令(Directive on public participation in the preparation of certain environmental plans and programmes and projects with significant environmental impact IP/01/118)」提案について、政治的な合意に達した。欧州委員会は、2001年1月に、指令案を提案していた。
 採択された提案は、廃棄物大気汚染、水質保護など、環境に関する計画やプログラム等の策定の際の公衆参加について、共通した基本的な手続きを確立するもの。また、この指令案は、公衆参加に関するオルフス条約(Aarhus Convention)の条項を取り込んでいる、戦略的環境アセスメント指令、水枠組指令などについても、補足するものとなっている。さらに、環境上重要な事業については、環境アセスメント指令、IPPC指令を改正するとともに、公衆参加の対象となっている政府の意思決定、作為、不作為について、司法手続をとることができるようにした。
 なお、公衆参加の要求事項を加盟国の行政機構にスムーズに組み込んでいくために、各国は詳細な手続きの調整を任されている。
 欧州委員会サイドは、今後EU議会での第2読会では、オルフス条約に完全に沿うため、工場の操業許可の更新についても、公衆参加が保障されるよう望んでいるという(この点については環境閣僚理事会が反対した)。
【欧州委員会環境総局】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース