一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ内閣 報告書「自然の状況」を承認
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2009.02.16 【情報源】ドイツ/2009.02.04 発表
ドイツ連邦内閣は、2月4日、報告書「自然の状況」を承認した。これは、ドイツにおける生物多様性の危機に関する状況や分析をまとめたもの。連邦環境省は、2007年秋、生物多様性国家戦略を策定した。連邦政府は、自然を長期的に保護することを目的に、現在、12万5000ヘクタールの連邦所有地を州や自然保護団体等に提供している。これらの取組みが成果を挙げ、オジロイワシ、ナベコウ、ハヤブサ、ワシミミズクが、レッドリストから削除された。
しかし、このような前進にも関わらず、ドイツ、世界の動植物は、危機的な状況にある。ドイツ国内の生息地の72.5%が、2006年のレッドリストで、危機的状況にあると判断された。ガブリエル環境大臣は、「自然は積極的な対策を必要としている」とコメントしている。【ドイツ連邦環境省】