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環境ニュース[海外]

ドイツ 連邦環境省予算は2005年以降倍増

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2008.09.30 【情報源】ドイツ/2008.09.18 発表

 ドイツ連邦環境省のガブリエル大臣は、9月18日、連邦議会での予算審議に出席し、2009年度予算や今後の気候変動対策について以下のように述べた。
●連邦環境省の予算は、2005年以降、ほぼ倍増した。これにより、具体的なプロジェクトが実施され、消費者、家庭、学校、地方自治体、企業が利益を得ている。気候政策は経済チャンスを生み出す。よい仕事とよい環境は互いに連携している。
●連邦環境省の2009年度予算案は13億2000万ユーロで、2008年と比較して4億7720万ユーロ増加した。連邦政府全体の環境保護予算案は、55億ユーロである。
●予算案は、再生可能エネルギーとエネルギー効率化を重点としている。気候保護政策に対する2009年予算案は、4億6000ユーロとなっている。うち、1億2000ユーロが国際的な対策に充てられる。熱分野等への再生可能エネルギーの利用を支援する市場促進プログラムには、4億ユーロが充てられる。
排出量取引に関する連邦政府内の合意を歓迎する。2013年以降、発電に必要な排出枠を100%オークション形式とすることに同意した。新規の発電所に対する例外措置は無く、建設のための補助金も無くなる。
●国際的な気候変動交渉での最も重要な目標は、企業に平等な競争条件を創出することである。欧州の企業が、例えば中国の企業と比較して、厳しい気候変動対策を求められる限り、特別な解決策を見出す必要がある。国際競争の中にある炭素集約型産業部門(アルミニウム精錬所、製鉄に電気炉を利用する事業所等)に対しては、2013年以降も必要な排出枠を完全に無料で配分すべきである。無料での配分は、今後は、環境に配慮した技術をベースに実施されるべきである。【ドイツ連邦環境省】

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