一般財団法人環境イノベーション情報機構
フランス 夏場の大気汚染への注意と対策を呼びかける
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2008.08.22 【情報源】フランス/2008.08.01 発表
フランスのコシュースコモリゼ閣外大臣(エコロジー担当)は、夏場の大気汚染への注意と対策を呼びかけている。現在、強い日照と安定した大気の下、非常に暑い季節となってきており、工場や運輸機関の排出するNOxや揮発性有機化合物(VOC)により、オゾンができやすくなっている。
特に、子ども、高齢者、ぜんそくやアレルギーの人、慢性的に心臓や呼吸器が弱い人などは、こうした汚染の影響を受けやすく、このような時期はスポーツなど、体を使うことを控えなければならない。
大気質の監視は、全国34のモニタリング認定協会(AASQA)によって実施され、人口10万人以上の55の都市圏で、これらの協会のウェブサイトを通じ、大気質の情報が提供されている。
また、オゾン汚染が強いときは、エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省の協力で、フランステレビが気象ニュースでオゾン予報を流す。ウェブサイトでも、国内・欧州の2日間の汚染予報図を見ることができる。
同大臣は、「オゾンのピーク時は、環境責任を果たすため、運転速度を制限し、自動車の利用を控え、公共交通機関を利用し、屋外の工事で溶剤などを使用しないようにするなど、全員が行動しなければならない」と呼びかけている。【フランス エコロジー・エネルギー・持続可能な開発国土整備省】