一般財団法人環境イノベーション情報機構
「ミレニアム開発目標 2007年報告書」が公表される
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2007.07.13 【情報源】国連/2007.07.02 発表
スイスのジュネーブで開かれている国連経済社会理事会(ECOSOC)の2007年会合で、7月2日、「ミレニアム開発目標 2007年報告書」が公表された。報告書では貧困対策の進捗状況が初めて統計で示された。1日を1ドル以下で生活する人の数は、1990年には12億5000万人であったが、2004年には9億8000万人に減少。小学校に通うことのできる子供の割合は、1991年は80%だったが、2005年には88%に増加した。小児死亡率は低下し、5歳以下の栄養失調児は5分の1減少した。
中国とインドの急速な経済発展により、2015年までの達成目標である貧困層の半減はもう少しで達成できる見込みである。すべての目標についても、途上国の政府が国家戦略の策定・実施に必要な財政・技術支援を受ければ達成できる。【UNEP】