中国　浙江省：255億元の財政資金で環境保護を支援

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2007.06.29 【情報源】中国／2006.12.05 発表

　浙江省は公共財政の要求に従い、環境財政資金投入を拡大させてきており、現在実施している生態省建設と「811」環境汚染対策行動を強力に支援した。第10次五ヵ年計画期間、同省財政の環境保護に対する各活動への累計投入資金は255億元に上る。
　同省財政庁は補助金と利息補助を結びつけた方法で、5年間で環境対策補助金を合計12.24億元分配し、「811」汚染対策などの重点汚染処理プロジェクトに充ててきた。07年までの3年間に、同省財政庁は「浙江省都市汚水・農村ゴミ集中処理施設建設省級『報償による補助』特別資金管理弁法」に基づき、3.48億元の省財政資金を調達し、汚水処理・ゴミ処理施設建設に限って用い、銭塘江流域や発展に遅れた地区、離島地区に重点的に投じた。全省各級財政が3.4億元の資金を調達し、うち省財政は2億元を負担し、環境質・重点汚染源自動監督ネットワークの建設を加速させた。同省は同じ時期に、中央の国債特別資金24.48億元を積極的に獲得し、太湖流域の水汚染処理・環境インフラ建設に直接分配し、全省都市・郊外の生態環境一体建設プロセスを強力に推し進めた。同省生態補償メカニズムの構築と改善に伴い、5年間で、省財政庁の生態補償移転支出資金は合計で224.99億元になる。同時に省財政は1.57億元を環境モニタリング能力・環境法執行基準化設備の建設に充て、全省の環境モニタリング能力と環境法執行設備水準が著しく改善された。
　省財政庁は関連部門と共に一連の財政奨励政策を定め、特別資金管理制度を絶えず改善している。「浙江省排汚費徴収使用管理弁法」、「浙江省生態環境保護特別資金管理弁法」及び「浙江省省級環境保護特別資金管理弁法」など10近くの規範があり、関連資金の使用範囲を明確にし、特別資金管理制度を規範化している。【中国環境報】