一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国 北京:20トン以上の石炭燃焼ボイラーへのバグフィルター導入を奨励
【大気環境 大気汚染】 【掲載日】2007.05.24 【情報源】中国/2006.02.21 発表
北京市環保局はウェブサイト上で、第12段階大気汚染規制措置(パブリックコメント版)を公表した。今年の汚染規制措置では、同局は、市内全ての20トン規模以上の石炭燃焼ボイラーにクリーン石炭技術を導入し、同市「ボイラー汚染物総合排出基準」を守るよう求め、バグフィルター導入により粒子状物質排出削減を図ることを奨励する。10月までに全ての20トン/時以上の石炭燃焼ボイラー、4万立方メートル/時以上の工業用ストーブ、ゴミ焼却炉、危険廃棄物焼却施設には汚染物排出連続モニタリング設備を導入し、同市環保局と回線網をつないでデータを送信できるようにし、正常な運行ができるようにする。また5月1日から、環保局は工事現場の砂埃排汚費(汚染排出課徴金)を徴収する。料金額は工事面積で計算し、1平方メートル最小0.6元で、砂埃対策基準を超えている工事現場ではその2倍を徴収する。昨年、同市の着工した工事現場の総面積は1億平方メートル以上で、今年はさらに増える。このため大気環境の大きな負荷要因となっていた。【中国環境報】