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環境ニュース[海外]

中国 南京野菜生産地調査:無汚染土壌がわずか4割

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2007.05.24 【情報源】中国/2006.02.17 発表

 先日、南京土壌研究所が南京市郊外の3つの野菜生産地の土壌環境質評価を実施した結果、国家無公害野菜生産地土壌環境基準を満たした土壌は4割しかないことが判明した。
 評価結果によると、調査対象地域の約40%の野菜生産地の土壌が国家無公害生産地土壌環境基準を満たし、約30%の土壌が警戒線付近の水準にあり、約30%の土壌が同土壌環境基準を下回るほど汚染されていた。モニタリングでは、同市野菜生産地のうち、土壌汚染の主な物質はカドミウムで、一部では水銀も深刻であったことがわかった。
 同研究所の董元華研究員によると、中国の大都市郊外で生産される野菜には重金属汚染が見られ、特にカドミウム水銀がひどいという。土壌汚染は目に見えず匂いもなく、わかりにくいという特徴を持つ。このため野菜生産地はできるだけ郊外の遠いところに移し、市内周辺には新たな野菜生産地を作らないようにすべきであると呼びかけている。【中国環境報】

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