中国　浙江省：生態補償システム導入へ

【自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国／2005.10.10 発表

　先日、浙江省は「更なる生態補償システム整備に関する浙江省政府の若干の意見」通達を出し、生態補償の財政負担を高め、資源費の徴収、使用、管理を強化してその生態補償効果を高め、区域間生態補償方式を模索し、発展の遅れた地区を支援し、生態環境は会社による経済賠償制度を整え、生態補償システムの市場化を模索して、社会各方面の環境保護・生態系保全への参加を促進することを提起した。
　通達では、生態補償システムの導入方法として、5点を挙げている。
[1]公共財政体制を整備し、財政支出中の構成を適正化する。
[2]水、土地、鉱産、森林、環境の各種資源費の徴収、使用、管理方法を整備する。
[3]計画による誘導を強化し、政策、資金、プロジェクトの面での支援力を強化する。特に重要生態機能区での生態系保全は利益を受ける地区が資金を負担するようにする。
[4]環境汚染整備を強化する。上流で発生した汚染により下流で被害が出た場合に、上流地区は下流地区の汚染に対して損害賠償責任を負う体制を作る。
[5]区域内水汚染物、二酸化硫黄など空気汚染物の排出指標に対する有償配分メカニズムを模索する。【中国環境報】