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環境ニュース[海外]

世界危険外来種ワースト100の約半数が中国に侵入

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国/2005.07.08 発表

 農業部科学技術教育司資源環境処によると、中国は世界で最も外来種侵入被害が大きい国の一つである。現在、中国には400種あまりの外来生物種が存在する。国際自然保護連盟(IUCN)の発表する世界危険外来生物種ワースト100のうち中国には50種あまりが存在する。
 中国の外来生物種による経済的・環境的損失額は数千億元に達する。近年、外来生物種の種類が増加し、侵入頻度も増えている。また侵入範囲が拡大し、被害の危険性も高くなっている。最近10年で中国に侵入した外来生物種は20種あまりで、毎年平均2種ずつ増加している。
 外来生物種の侵入には故意の持込み・不意の持込み・自然伝播・遺伝子交雑の4つの経路がある。農業・林業・畜産業に影響を与え、また生態系を破壊するだけでなく、環境汚染・人体への影響も引き起こす。
 最近、農業部の関係部門は「外来生物種管理条例」を起草した。また「全国外来生物種侵入防止計画」を制定中である。情報によると、近く「農業重大有害生物・外来生物種の侵入による突発的事件に対する緊急対策案」が制定される。【中国環境報】

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