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環境ニュース[海外]

中国は近く「遺伝子組み換え生物安全法」を制定

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2007.05.15 【情報源】中国/2005.05.20 発表

 国家環境保護総局自然生態司(「司」は日本の「局」に相当)の万本太司長によると、中国は近く「遺伝子組み換え生物安全法」を制定するという。
 万司長は、現在中国が直面している生態系問題について、生態環境悪化の傾向が抜本的に改善できていない、各種の開発建設行為により生物種の生存が脅かされている、外来種の影響が深刻化しており生物安全管理の強化が必要、生物遺伝子資源の流失問題が深刻でその保護や管理は不十分、西部地区の生物多様性保護の問題が緊迫化しているなどの問題があると述べた。
 また同氏は、中国は生物多様性保護のために6つの政策措置を計画したと紹介した。それらは、第一に「自然保護区法」、「遺伝子組み換え生物安全法」など、生物多様性保護や外来生物管理、生物遺伝子資源利益配分などの分野の法律法規の制定を検討し、第二に全国生物種資源重点調査を実施し、中国生物種資源の基本状況を明らかにし、第三に生物種資源保護・利用計画を定め、第四に生物遺伝子資源利益配分政策を検討して、国家生物種資源特許保護戦略を定め、第五に病原微生物を含めた微生物の安全監督管理を進め、第六に生物多様性・種資源保護管理の調整を強化し、生物種資源保護省庁連絡会議と「生物多様性条約」履行調整部の役割を発揮させる――である。【中国国家環境保護総局】

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