一般財団法人環境イノベーション情報機構
欧州委員会 環境・エネルギー分野で市場ベースの措置をもっと活用すべき グリーンペーパーを公表
【環境行政 行政資料】 【掲載日】2007.04.11 【情報源】EU/2007.03.28 発表
エネルギー及び気候変動の分野において野心的な目標を設定した春の閣僚理事会を受け、欧州委員会は、3月28日、環境・エネルギー政策分野における市場ベースの措置の活用に関するグリーンペーパーを採択した。政策目標達成のために市場ベースの措置が費用対効果的であることが明らかになってきたことを踏まえ、グリーンペーパーでは、EU及び各国において、環境及びエネルギー政策のために、税、排出権取引、その他の市場ベースの措置をどれだけ広く、効果的に用いることができるか、広く議論を喚起することを目的としている。同ペーパーでは、特に、エネルギーの利用、輸送に伴う環境影響、その他特定の環境政策分野(水の管理、廃棄物処理、生物多様性の保全、大気汚染の削減など)といった分野が対象とされている。
このグリーンペーパーは、欧州委員会のディマス環境委員とコヴァーチ税制・関税同盟委員の共同作業によるもので、運輸担当のバロ委員、運輸担当のピエバルグス委員の協力を得て策定された。【欧州委員会環境総局】