一般財団法人環境イノベーション情報機構
排出量取引に関する作業グループ、今年末までに制度提案
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2001.09.27 【情報源】ドイツ/2001.09.17 発表
ドイツ連邦環境大臣トリッティン氏は、気候変動ガス削減目標(第一約束期間に21パーセント削減)について、ドイツは、かなりの程度達成しており(現在までに18.5パーセント程度)、当初目標を実現するのは確実であると語った。同氏は、また、気候変動防止に何よりも重要なのは、国際社会において拘束的な義務について合意することであり、ボン会議の成功は、京都議定書の批准への道を開くものであったと述べた。京都議定書は、国際レベル・国内レベルでの排出量取引を許容している。同氏によれば、これには絶対的な上限を設定することが不可欠であり、ボン会議において、先進国は排出義務量の意義ある部分(significanten Anteil)を国内措置で達成しなければならないとされたことは、適切なことであった。
連邦環境省の作業グループは、今年末までに、排出量取引に関する提案をまとめる。この作業グループには、環境保護団体、企業、ドイツ製造業連合等の業界団体が参加している。秋には、EU委員会が排出量取引に関する指令案を提出する予定である。【ドイツ連邦環境省】