UNEP　多国間環境協定（MEA）の遵守と執行に関するハイレベル会合を開催

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2006.01.26 【情報源】国連／2006.01.18 発表

　UNEPは、スリランカのコロンボで、1月21日から22日まで、様々な国際環境条約に基づく各国政府の義務の履行を支援する方法について、ハイレベルのワークショップを主催した。
　国際環境条約は、ここ30年間で、気候変動や砂漠化、生物多様性、有害廃棄物、化学物質など様々な環境問題について、各国政府に一定の行動を求める、新しい法的拘束力を持つような形に発展してきた。しかし、これらの条約は、現場での具体的な措置につながらなければ、目標を達成しない。また、環境条約の目標達成の障害としては、資金や技術的なリソースの不足、主要な関係者の参加が欠けていること、国際環境条約に関する知見の不足、条約やソフトな義務に関する急速な進展に追いつかないこと、省庁や組織の肥大化、政治的・文化的・宗教的要因などが挙げられる。
　今回の「多国間環境協定（MEA）の遵守および執行のための次の段階を想起するハイレベル会合」は、MEAの実施を強化し、その効果を高める方法を再度、検討することを目的としている。会合では、これらの条約の実施、遵守、執行のための国際的・国内的な試みについて、検討する予定である。【ＵＮＥＰ】