一般財団法人環境イノベーション情報機構
10月17日「貧困撲滅の国際デー」に寄せて
【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2005.11.04 【情報源】国連/2005.10.17 発表
10月17日は 「貧困撲滅の国際デー」である。この日は、貧困撲滅の必要性について関心を高めるために設けられている。2005年のテーマは、「ミレニアム開発目標を達成するためにー最貧困層に力をー」。貧困層の人々は、資金源が限られていることから、水、食べ物、住宅といった基本的なニーズを満たすために、環境に依存している。環境が破壊されると、貧困層の人々が、生活の質の向上に向けて意思決定するためのキャパシティが損なわれてしまう。
生態系サービスは、自然資源、水、食糧、燃料および動植物製品などの供給、大気や水の浄化といった生命維持機能としての役割、さらに観光や教育などの文化的な分野を通して、人類に大きな恵みをもたらしている。資源の持続可能な利用を達成するためには、貧困撲滅戦略や他の国家的・地域的開発計画に、環境面での持続可能性という視点を組み込んでいくことが鍵となる。
UNEPの貧困と環境に関する取組みは、この課題に応えるものである。この取組みは、環境面での持続可能性および貧困撲滅に関する目標を押し進めることで、ミレニアム開発目標の実現に貢献するものである。【UNEP】