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環境ニュース[海外]

欧州委員会 ダイオキシン類及びPCBsの削減戦略を採択

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2001.11.06 【情報源】EU/2001.10.25 発表

 欧州委員会は環境、動物飼料、食物に存在するダイオキシン類及びPCBsを削減する戦略を採択した。この戦略の目的は、(1)ヒトが摂取する量を「EU食物科学委員会(the EU Scientific Committee on Food)」により勧告されたレベル(14ピコグラムWHO−TEQ/体重キログラム/週間)以下にする、(2)環境及び生態系の現況評価、(3)ダイオキシン類及びPCBsの環境影響を削減することである。
 委員会は、ヒトへの曝露を削減するには、食物連鎖中のダイオキシン類及びPCBsのレベルを削減することが重要だとしている。食料の摂取がもっとも主要なヒトへの曝露源(全曝露量の90%以上)であるからである。食物連鎖におけるレベルを効果的に削減する方法は、環境中への新たな排出を避け、蓄積した汚染と取り組むことにより環境汚染をを削減することだという。
 今回の戦略は、以下の2つ部分からなっている。
−短中期的(5年間)の取組として、有害性の認識、リスク・アセスメント、リスク管理、調査、市民とのコミュニケーション、第三国や国際機関との協力を行う。長期(10年間)の取組として、データ収集、モニタリング及び調査を行う。
−3つの基準、具体的には、飼料及び食品中の最大許容量、望ましいレベルより高い場合の「早期警戒」ツールとしての行動レベル、飼料及び食品における目標レベルの設定
【欧州委員会環境総局】

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