一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2014.02.25
TEQ
ティーイーキュー 【英】Toxic Equivalent [略]TEQ [同義]毒性等量
解説
毒性の強さを加味したダイオキシン量の単位。
ダイオキシンは、塩素の数及び位置が異なる異性体の混合物として環境中に存在する。毒性の強さは異性体よって異なるため、ダイオキシン異性体の量を単純に合計しても、その数値で毒性影響を評価することはできない。
そこで、ダイオキシンでは、各異性体の量にそれぞれの毒性の強さの係数(TEF、毒性等価係数)を乗じた値の総和として表わすのが一般的となっている。現在、TEFには2006年にWHOが設定したものが使用されている。
このように異性体の量当たりの毒性を評価して2,3,7,8-TCDDの量に換算した値は、その数量から毒性影響を評価することが可能である。このようにして換算された数値には、重さの単位にTEQを付けて単純な物理量ではないことを明示することになっている。
この解説に含まれる環境用語
この環境用語のカテゴリー
関連Webサイト
- 毒性等価換算濃度(TEQ)について(環境省):http://www.env.go.jp/air/osen/mon_h10/ref.html
- 「毒性等量(TEQ)」(横浜市環境創造局):http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/mamoru/kenkyu/kanshi/dioxin/teq.html