一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

新規自然環境保全プロジェクト開始を決定 第10回北東アジア環境協力高級事務レベル会議

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2004.11.29 【情報源】環境省/2004.11.29 発表

 2004年11月24日から26日までの3日間、沖縄県那覇市のかりゆしアーバンリゾート那覇で、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)主催の「第10回北東アジア環境協力高級事務レベル会議」が開催された。
 この会議は、北東アジア地域6か国(日本、中国、韓国、モンゴル、ロシア、北朝鮮)が地球環境問題についての地域協力の枠組みを検討したり、環境問題に対する意見交換を行うことに目的に93年からほぼ毎年開催されているもの。
 今回は(1)北東アジア地域の環境と開発に関する政策と問題点や、(2)自然環境保全黄砂問題緩和、石炭火力発電による大気汚染物質削減−−など同会議で進行するプロジェクトの計画と実行−−について検討が行われた。
 その結果、北東アジアでの環境と開発に関する新たな政策課題としては、同地域が世界で最も経済成長が著しいことを踏まえ、環境効率性の改善、環境技術、持続可能な消費パターンなど、環境面で持続可能な経済成長を実現するための政策の方向性を検討していくことが合意された。
 またプロジェクトについては、大型ネコ科動物と渡り鳥保全のための新規プロジェクトを05年から開始することが合意されたほか、これまでアジア開発銀行の資金で実施されてきた石炭火力発電所の大気汚染対策に関する技術協力プロジェクトの後継プロジェクトを形成していくことが決まった。
 一方黄砂問題については、アジア開発銀行と地球環境ファシリティの資金により実施されているプロジェクトの成果を踏まえ、モニタリング体制の整備を更に進めていくとの意欲が参加各国から示された。【環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク