「大気汚染物質広域監視システム（そらまめ君）」全国運用を開始

　環境省は、インターネットで大気汚染情報を提供する「大気汚染物質広域監視システム（愛称：そらまめ君）」の全国運用を平成１３年６月２８日から開始する。
　このシステムは、全国の自治体から大気汚染情報の１時間ごとの速報値や光化学オキシダント注意報などの発令状況をオンラインシステムで収集し、リアルタイムにインターネットの地図上に表示・提供するもの。「空をマメに監視する」システムという意味を込め「そらまめ君」という愛称が命名されている。
　すでに平成１２年度から、関東地域１都７県の大気汚染情報や光化学オキシダント注意報発令状況を収集・提供しており、光化学オキシダント濃度の上昇や三宅島の噴火の影響による二酸化硫黄濃度の上昇の監視などに活用され、好評を博した。
　今回の運用開始により、対象が全国の自治体に拡大した。なお、システムの運用は独立行政法人国立環境研究所環境情報センターが行っている。【環境省】