一般財団法人環境イノベーション情報機構
棚田オーナー制度のホームページ開設 全国62実施地区を紹介
【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2004.05.24 【情報源】農林水産省/2004.05.24 発表
農林水産省は平成16年5月24日から、棚田オーナー制度についてホームページによる情報提供を開始した。棚田は山あいの傾斜地を切り開き、土を盛り、谷の水を引いて作られた田んぼ。日本の農村の景観を形成している構成要素としてだけではなく、洪水や山崩れを防ぐ治山機能、小さな生き物の住みかとして生物多様性を支える役割を受け持っているが、農村の過疎化・高齢化の中で耕作放棄されているものも少なくない。
棚田オーナー制度は地域の非農家や都市住民に棚田のオーナーになってもらい、割り当てた一定区画の水田に対し会費を徴収し、その水田から取れた収穫物をオーナーに手渡すことによって、棚田での農業を守っていく仕組み。
今回開設されたホームページでは、棚田オーナー制度の概要、問い合わせ先、全国の実施地域の概要、ホームページ、写真などを紹介している。
なお掲載情報は、中島峰広・NPO法人棚田ネットワーク代表の監修、都道府県、市町村の協力により収集・整理されたもので、現時点で棚田オーナー制度が実施されている全国62地区を網羅したものとなっている。【農林水産省】