展示動物の飼養・保管基準見直し案への意見募集開始

　環境省は中央環境審議会動物愛護部会で検討を進めてきた「展示動物の飼養及び保管に関する基準」の見直し案をまとめ、この案について平成１６年２月２５日まで意見募集を行うことにした。
　「展示動物の飼養及び保管に関する基準」は昭和５１年の制定。その後３０年の時間の経過により、動物愛護管理をめぐる社会状況が大きく変化していること、１１年１２月に「動物愛護管理法」が改正され、動物園、ペットショップ、撮影用動物など、展示動物取扱業に対する規制が新たに導入されたことなどから、今回、基準の見直しが検討されることになったもの。
　主な見直し内容は（１）飼養保管環境の質の向上など展示動物の福祉の向上、（２）ペット販売・繁殖施設などでの飼養適正化、（３）動物愛護と適正管理方法の普及啓発、（４）動物による人への危害防止－－など。【環境省】