国有林の運営、収支改善と森林の公益的機能を重視

　林野庁では、平成１３年度の国有林野事業運営の考え方を示す「平成１３年度国有林野事業業務方針」をまとめた。
　平成１３年度の主な方針としては、（１）国有林野事業特別会計が負担する債務を処理するため、林産物販売や林野・土地売り払いを行い、収支の改善を図っていくこと、（２）森林の公益的機能を重視した管理経営を行うこと－－具体的には「水土保全林」「森林と人との共生林」「資源の循環利用林」の３つの機能類型に応じた管理経営を行うこと、の２点を柱にしている。
　また、健全な森林の育成や収入確保のため平成１３年度予算で間伐を緊急に推進するとしている。【林野庁】