一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成15年度建設技術研究開発助成制度で8件の研究開発課題を採択
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2003.07.08 【情報源】国土交通省/2003.07.04 発表
国土交通省は平成15年度の建設技術研究開発助成制度の研究開発課題の採択結果を公表した。「建設技術研究開発助成制度」は公共事業で活用することを目的として、学際領域での革新的な建設技術の開発を補助する制度。
対象となる研究開発課題は(1)災害対策などの住宅・社会資本整備分野、(2)環境対策分野、(3)高度情報化対応、生活者とのコミュニケーション技術などの情報化推進技術−−のいずれかか、国土交通省の実施する「総合技術開発プロジェクト(緊急性が高く、対象分野の広い課題について行政部局が計画推進の主体となり組織的に研究を実施する制度)」のテーマである(4)自然共生型国土基盤整備技術、(5)社会資本ストックの管理運営技術のいずれかに該当するもの。
平成15年4月1日から4月30日までの応募期間の間、70件の応募があったが、今回は8課題が採択された。
なおこのうち環境や自然共生関連の技術としては、東京大学生産技術研究所の桑原雅夫教授が申請した「交通シミュレーションモデルと排気ガス量推計モデルに三次元都市モデルを組み合わせた大気汚染濃度分析システムの開発」、早稲田大学理工学部社会環境工学科の榊原豊教授が申請した「環境ホルモンの無害化と暴露量削減に関する研究開発」、東北大学大学院工学研究科の西村修教授が申請した「環境修復機能の高い人工干潟設計システムの開発」などが採択されている。【国土交通省】