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環境ニュース[国内]

OECD、世界水フォーラム向けに「水管理の改良:OECDの最近の経験」を公表

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2003.04.01 【情報源】外務省/2003.03.31 発表

 経済協力開発機構(OECD)は2003年3月に日本で開催された「第3回世界水フォーラム」に向けた報告書”Improving Water Management: Recent OECD Experienc(水管理の改良:OECDの最近の経験)”を公表した。
 この報告書は、現在世界が直面するさまざまな水をめぐる問題をとりあげ、これらについてOECD加盟諸国の経験とOECD自身が行ってきた作業を基礎に政策提言を行っている。
 過去50年間の人口増が2倍があるのに対し、水の消費量の増加率は4倍にものぼる。しかし一方では、安全な水にアクセスできない人口が全世界で11億人、下水施設へのアクセスできない人口が24億人も存在する。さらに途上国の排水の90%は未処理のまま排出され、水環境への負担が深刻。OECDに加盟する先進国でも肥料、化学品、重金属を汚染源とする地下水質の低下が進んでいる−−。
 これらの状況を踏まえた上でOECDは、水管理のために重要な要素を(1)水の使用・汚染料金、特定の汚染物質の排出量取引など水資源管理のための市場メカニズムの利用、(2)水に関連する幅広い政策目標に対しての一貫した意思決定制度の整備、(3)飲料水浄化などの科学技術の活用、(4)開発途上国とのパートナーシップ−−の4点に集約。各項目に沿った取り組みを紹介している【外務省】

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