一般財団法人環境イノベーション情報機構
79種の魚類、12種のカエルを確認 田んぼの生きもの調査2002
【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2003.03.31 【情報源】環境省/2003.03.31 発表
農林水産省と環境省が平成14年6月〜10月に実施していた、水田周辺での生物調査「田んぼの生きもの調査2002」の調査結果がまとまり、平成15年3月31日に公表された。「田んぼの生きもの調査」は、水田周辺区域でよりよい生態系を形成させる手法の確立や自然と共生する環境創造型の農村整備に役立てることを目的として実施されているもので、今回は全国約2,500地点の水田・水路・ため池に生息する魚類やカエルの調査などを行った(*)。
調査では、日本で生息する淡水魚300種のうち79種(26%)、同じく日本に生息するカエル42種のうち、12種(29%)を確認。この中にはニッポンバラタナゴ、ホトケドジョウ、メダカ、ダルマガエルなど9種(魚類8種、カエル1種)の希少種が含まれていたが、一方
でオオクチバス、ブルーギル、ウシガエルなどの外来種10種(魚類9種、カエル1種)も含まれている。
(*)魚類調査で全国1850地点、カエル調査で697地点。魚類と調査地点は重複する場合あり。【環境省】