一般財団法人環境イノベーション情報機構
平成30年度地下水質測定結果を公表
【水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2020.02.26 【情報源】環境省/2020.02.25 発表
環境省は、平成30年度における国及び地方公共団体の地下水質の測定及び全国の地下水汚染事例における汚染原因・対策等の状況を把握するための調査結果を取りまとめた。主な測定項目は、地下水の水質汚濁に係る環境基準が定められている28項目(カドミウム、全シアン、鉛、六価クロム、砒素など)。
調査を行った井戸の本数は、概況調査では3,206本、汚染井戸周辺地区調査では935本、継続監視調査では4,236本で、調査井戸総数は8,377本(前年度8,327本)であった。
概況調査の結果をみると、全体の環境基準超過率は5.6%(調査数3,206本中超過数181本)であった。
項目別では、平成11年度以降、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素の環境基準超過率が最も高く、平成30年度調査結果は2.9%(調査数2,954本中超過数85本)であった。
継続監視調査の結果をみると、基準超過の井戸数が最も多いのは、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素で、次いで砒素、テトラクロロエチレンだった。
【環境省】