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環境ニュース[国内]

パナソニック、兵庫で津波想定の夜間避難訓練、屋外LED避難誘導灯の効果検証

環境一般 その他(環境一般)】 【掲載日】2015.11.20 【情報源】企業/2015.11.17 発表

 パナソニックは、兵庫県南あわじ市の海岸沿いに位置する福良地区で、南海トラフ巨大地震などに伴う津波を想定した夜間の避難訓練を神戸大学、地元自治会と11月22日に実施する。神戸大と共同で研究を進めている屋外LED(発光ダイオード)避難誘導灯、屋外LED避難場所表示灯を設置し、これらの照明による夜間避難の効果を検証する。
 夜間に津波が起きると、避難する方向や足元の視界が悪いため避難の遅れが発生しやすく、昼間より被害が大きくなると予想されることから訓練を行う。屋外LED避難誘導灯と屋外LED避難場所表示灯を取り付けることで避難が容易な環境をつくり、被害が軽減できることを実証する。昼間の避難訓練は11月1日に終えていて、今回の実施内容と比べる。
 屋外LED避難誘導灯と屋外LED避難場所表示灯の実証実験は、福良地区の福良小学校を一時避難場所にする幅広い世代の住民を対象にする。同校に設置した仮設送信機から送る信号によって、避難経路の屋外LED避難誘導灯や、同校の屋上、校門に取り付ける屋外LED避難場所表示灯が内蔵バッテリーで点灯し、避難を誘導する。
 避難誘導では、車椅子やリヤカーなどを活用した災害時要援護者の避難搬送も併せて訓練する。屋外LED避難誘導灯、屋外LED避難場所表示灯の視認性、設置効果や昼間と夜間の比較、避難時間、経路選択などについては、参加する住民へのアンケート調査と、一部住民が携帯するGPS(衛星利用測位システム)発信機やビデオ撮影で検証する。【パナソニック(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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