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環境ニュース[国内]

サントリー、東大と森林整備・研究助成協定を結び埼玉県秩父市で活動開始

環境一般 CSR】 【掲載日】2011.07.22 【情報源】企業/2011.07.19 発表

 サントリーホールディングスは、東京大学大学院農学生命科学研究科と森林整備・研究助成の協定を結ぶことで合意し、埼玉県秩父市にある同研究科付属の演習林の一部で「天然水の森 東京大学秩父演習林プロジェクト」の活動を始める。サントリーが全国で進める水源かん養の一環で、両社の知識や経験を活用して高い水源育成機能を持つ森づくりを進める。

 プロジェクトは、演習林の1918haを対象に同研究科の研究テーマに沿って、水源かん養と生物多様性につながる森林整備活動を進めるとともに、演習林での研究に対して長期的な視点で助成する。活動の第1期として、まず5カ年の森林整備活動を実施し、両者の協議で契約を更新する。両者は、全国の森づくりの参考になるよう、研究成果を積極的に発信していく。

 研究テーマは、植物機能特性、林道、水質・地下水、シカの移動と季節性、生物多様性モニタリング、航空機によるレーザー測量データを利用した植生解析、シカ柵設置による植生回復など。これに併せ、地形・植生調査、シカの行動解析、植生保護柵の設置、作業道・歩道の整備などの活動を展開する。

 サントリーは、自社の商品づくりに不可欠な水を育む森に高い水源かん養機能を持たせることに加え、生物多様を保全するため、「天然水の森」と名付けた森林整備の取り組みを全国各地で実施している。今回のプロジェクトで総面積は約7141haとなり、水源かん養面積の中期目標に掲げていた7000haに達した。 【サントリーホールディングス株式会社】

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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