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環境ニュース[国内]

海岸への土砂の流れを自然の流れに近づけることを検討 土砂管理対策検討委員会設置

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2002.03.25 【情報源】国土交通省/2002.03.25 発表

 農林水産省、水産庁、経済産業省、国土交通省は「海岸侵食対策と利水ダムの機能の維持・回復のための土砂管理対策検討委員会」を設置する。
 全国で顕在化している海岸侵食は、海岸へ供給される土砂と、海岸から流出する土砂のバランスが崩れることがその大きな要因となっており、解決策の1つとして、河川からの供給土砂を適量確保することが考えられている。
 一方河川でも、利水ダムでの堆砂の進行が深刻化しており、全国ダムの堆砂量のうち利水ダムの占める割合が約7割(平成11年度現在)に達している。利水ダムの機能確保上からも問題が大きいほか、この問題も河川の土砂管理に影響していると考えられている。
 土砂管理対策検討委員会はこのような状況を踏まえ、土砂の流れを自然の流れに近づけるため、(1)利水ダムの堆砂対策と河川海岸への土砂の供給方法、(2)海岸侵食対策としての堆積土砂活用方法、(3)モデル流域・海岸における土砂管理対策、(4)海岸侵食対策と利水ダムの維持・回復のための土砂管理対策の基本的な方針−−の検討を行う。
 検討会では平成14年3月26日に第1回委員会を開催するほか、3回程度の委員会を経て、この問題での最終報告をまとめる予定。【国土交通省、農林水産省、水産庁、経済産業省】

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