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環境ニュース[国内]

大阪ガス、2009年度に顧客先のCO2排出量を1998年度比で246万t抑制

環境一般 CSR】 【掲載日】2010.09.01 【情報源】企業/2010.09.01 発表

 大阪ガスは、2009年度の顧客先のCO2排出量を1998年度比で約246万t抑制した。ガス導管工事での廃棄物最終処分率は、4%以下の2011年度目標に対して2%となり、大きくクリア。2009年度のCSR企業の社会的責任)の取り組みをまとめて8月30日に発行した「大阪ガスグループCSRレポート2010」の中で報告した。

 環境活動の実績では、天然ガスやエネルギー使用効率の高い機器の普及を促進したことで、1998年度を基準にした顧客先のCO2排出量を、約246t抑制した。これは、杉の木約1億7000万本の植林による吸収量に相当する。

 ガス導管工事で発生する土砂とアスファルト廃材などの廃棄物の最終処分率は、掘削土の発生を抑制すると同時に再生利用を推進した結果、2011年度目標を上回る2%。工事廃材のリサイクル率は業界トップだという。

 環境経営指標としているガス販売量1000m3あたりの環境負荷発生量の金額換算値は、2011年度目標を91円以下に設定しているが、2009年度には77円と前倒しで目標を達成した。掘削土の再資源化を進めたことと、CO2排出削減によって環境負荷の金額換算値が減少したことが要因。ほかに、製造所の緑地を利用して地域の希少植物を保全する生物多様性配慮活動も展開した。

 グループCSRレポート2010は、環境をはじめとした5つの分野での取り組みと実績を掲載。「低炭素社会に向けた取り組み」の特集で家庭用燃料電池、ダブル発電、省エネサポートを取り上げたほか、日本初の試みの「バイオガスのガス導管への受け入れ実証事業」も紹介している。

提供:ECO JAPAN(日経BP社)

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