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環境ニュース[国内]

「姫路第二発電所設備更新」に関する環境アセス準備書に対し、環境大臣意見を提出

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2010.06.18 【情報源】環境省/2010.06.17 発表

 環境省は、鹿島共同火力(株)が計画している鹿島共同発電所5号機設置計画に係る環境影響評価準備書について、16日付けで経済産業大臣に対し、本発電所の二酸化炭素排出による影響をできる限り軽減することなどを求める環境大臣意見を提出した。
 本事業は、鹿島共同火力の発電所において、発電設備の廃止及び新設を行うものであり、住友金属工業株式会社鹿島製鉄所で発生する活用可能な最大量の副生ガスを発電用燃料として受け入れ、鹿島製鉄所及び東京電力株式会社へ発電電力を供給するもの。
 本事業により、本発電所には発電効率の高い発電設備が導入されるため、二酸化炭素排出原単位は改善され、二酸化炭素排出量も削減されることが見込まれているが、中長期目標を踏まえ、将来に向けた温室効果ガス削減に最大限努力する必要があることから、最も発電効率が高い5号機発電設備の利用率を高く維持すること等を通じて、発電所全体の発電効率を高くする運用を図り、燃料としての重油の使用量をできる限り抑制すること等により、発電所全体として最大限の二酸化炭素排出削減効果が得られるよう維持運用すること等の温室効果ガス削減対策に努めること。大気汚染物質排出量が少ないとされる5号機発電設備を優先稼働するとともに、運転状況をモニタリングし、必要に応じて適切な対策を講じることにより、窒素酸化物ばいじん等の大気汚染物質排出量をできる限り低減すること。取放水口の浚渫土砂については、環境保全の観点からは、より近くの場所で活用することが望まれることから、茨城県、その他自治体等とも調整の上、海岸保全対策への活用検討も含め、より有効な活用をするよう努めることなどの措置を適切に講ずる必要があることを指摘している。
 なお、事業者に対しては、経済産業大臣から環境大臣意見を踏まえた勧告がなされる予定。【環境省】

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