平成20年度の松くい虫被害状況を公表

　林野庁は、平成20年度の松くい虫被害状況について平成21年8月28日までに取りまとめ公表した。
　平成20年度の全国の松くい虫被害量は、前年度と比較して約1万立法メートル増の約63万立法メートルとなった。また、被害の発生地域は、前年度と同様、北海道及び青森県を除く45都府県となった。
　同庁では、全国の総被害量が微増となった理由について、被害先端地域にある長野県、岩手県での被害量の増加、一部の地域での夏期の高温少雨による被害量の増加等によるものとしている。
　なお、松くい虫被害の発生地域について同庁では、太平洋側は岩手県中南部、日本海側は秋田県の青森県境付近に達していることから、今後更に北上することを懸念している。【林野庁】