一般財団法人環境イノベーション情報機構
1地域で新たにカドミウム土壌汚染を検出 農用地土壌汚染細密調査の結果
【水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2001.11.30 【情報源】環境省/2001.11.30 発表
環境省は、都道府県が平成12年度に実施した農用地の土壌汚染細密調査の結果と平成12年12月以降に実施された農用地土壌汚染対策の状況について取りまとめを行った。細密調査は、土壌汚染のおそれのある農用地での汚染状況把握と汚染が明らかになっている地域での汚染範囲確定のために実施しているもので、平成12年度は、のべ9地域の1,313ヘクタールで調査を行なった。
調査の結果、今回、秋田県仙北郡協和町で新たにカドミウム汚染が判明し、既に汚染が明らかになっている地域の中でも、3地域で基準値以上のカドミウムが検出された。
なお、平成12年12月以降の農用地土壌汚染対策の進捗状況としては、対策地域の新規・追加指定や対策計画策定がなく、秋田県・亀田地域など5地域で対策地域の指定が解除されている。
また、汚染が検出されている131地域の類型面積7,166ヘクタールに対して、対策事業が完了した面積の割合は平成12年度の81.3%から0.6ポイント増加し、平成13年度末には81.9%(5,872ヘクタール)となる見込みとなった。【環境省】