平成１２年度国有林野管理経営基本計画に基づいた施策の実施状況を報告

　林野庁では平成１３年９月１９日に開催された第１０６回林政審議会で内容が妥当であると答申された、「平成１２年度国有林野の管理経営に関する基本計画の実施状況」の内容を公表した。
　基本計画は（１）公益的機能の維持増進を旨とする管理経営への転換、（２）森林の流域管理システムの下での民有林との連携、（３）国民に開かれた管理経営、（４）優れた自然環境を持つ森林の維持・保存対策の充実、（５）事業の民間委託化と組織・要員の合理化－を柱としており、今回公表された内容は、これらの基本方針に沿って実施した事業の内容をまとめたもの。　
　このうち、優れた自然環境を持つ森林の維持などについては、保護林同士を連結して野生動物が移動できるようにした「緑の回廊」を全国１０か所、２０万ヘクタール設定したことなどが報告されている。【林野庁】