一般財団法人 環境イノベーション情報機構

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エコライフガイド

「買い物」の生活フィットネス(1)

何気なくもらっているレジ袋について気にしてみる

日本のレジ袋の使用量は、年間約38万トンと推計されています。これは、日本全国で約470億枚、国民1人あたりでは年間390枚使っていることになります。つまり、1人1日1枚ほど使っている計算です。

レジ袋をいくつもぶら下げている人と、ブランドものの買い物袋を下げて颯爽と歩く人

2007年に改正された容器包装リサイクル法において、スーパー・コンビニなど小売業者に対して、レジ袋等の削減対策の実施が義務づけられました。

これを受けて、全国各地でさまざまな取り組みが進められています。行政・事業者間の自主協定によるレジ袋の有料化、レジ袋の辞退者への割引サービスエコバックの配布などが実施されています。

自主協定による取り組みは、平成19年に京都市で始められました。「京都市方式」と呼ばれ、名古屋市や仙台市など全国に広まっています。
また、町田市は「レジ袋ゼロの社会」を目指し、市民団体・事業者と連携し、有料・無料を問わずレジ袋廃止実験が実施されました。

  • ファッションや商品にはこだわるくせに、どうして「買い物袋」はおしゃれしないんですか?
  • レジ袋をシャリシャリいわせて歩くのは、もう卒業。毎日の買い物でも、持ち物にこだわってみませんか?

算出根拠

  • レジ袋の重さは、スーパーで主に使われるLLサイズのレジ袋(45号)とし、HDPE(高密度ポリエチレン)厚さ21μmの商品の1枚の重さ8.1gとした。
  • 国内生産量の13.9万t【1】と輸入ポリエチレン袋48.0万t【2】のうち半分(24万t)がレジ袋に使用されたとすると、470億枚になる。
  • 京都市家庭ごみ細組成調査から推計されるレジ袋数は、京都市のレジ袋排出量4200t【3】から5.2億枚。京都市の人口は約150万なので、全国では430億枚になると推計できる。
補足解説
【1】【2】
日本ポリオレフィンフィルム工業組合 2006年統計
【3】
京都市家庭ごみ細組成調査 2006年度

参考文献