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ペルフルオロオクタンスルホン酸塩 環境用語

作成日 | 2010.07.12  更新日 | 2015.01.23

ペルフルオロオクタンスルホン酸塩

ペルフルオロオクタンスルホンサンエン   【英】perfluorooctane sulfonate  [略]PFOS  [同義]パーフルオロオクタンスルホン酸塩 

解説

ペルフルオロオクタンスルホン酸塩(略号はPFOS、化学式はCF3(CF2)7SO3H)は有機フッ素化合物の一種で、界面活性剤として表面張力の低下の目的で、めっき浴のミスト防止剤、塗料のレベリング剤、水性膜形成泡消化剤、殺虫剤、半導体リソグラフィの反射防止剤、合成原料に用いられる。

世界各地の野生生物からペルフルオロオクタンスルホン酸が高濃度に検出されたことから、ストックホルム条約の附属書B(製造・使用を制限する措置を取るべき物質)に関連誘導体(ペルフルオロオクタスルホン酸フルオリド:PFOSF)とともに追加された(2009年5月)。これを受けて、化学物質審査規制法においても、ペルフルオロオクタンスルホン酸がペルフルオロオクタスルホン酸フルオリドとともに第一種特定化学物質に指定され、その製造・輸入が原則禁止となった。

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