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環境Q&A

アスベスト新JIS法について 

登録日: 2008年07月07日 最終回答日:2008年07月19日 環境一般 その他(環境一般)

No.28611 2008-07-07 08:36:07 ZWla355 検査員

ついにJIS出ましたね。私も拝見しましたが、いくつか疑問があります。みなさん意見をお聞かせ願えないでしょうか?
 まず、先にもありましたが、浸液1.618と1.620・・・ほんとうに違いあるんでしょうか?どちらか一方で良いのでは?
 次に、結果書記載内容に粉砕方法・分析室温度の記載。なんの意味があるのでしょう?どちらにしろ25℃以外表記出来ないのでは?
 次に、アンソフィライトの標準がない。これはもはや致命的では?
 次に、バーミキュライトの分析について。標準との比較とありますが、本当にこんなやり方でいいんでしょうか?標準試料はクリソタイル0.8%です。ということは0.2%から0.7%はどうなるんでしょう?グレーゾーンですか?
 次に、検量線U法のc)のところ間違ってませんか?1mg当り0.01mgなのだから、10ml、50ml、100ml・・・となるのでは?そのほか、ひる石のところも一部間違っている様です。

追記 あくまでこれは私見ですので、ただの一意見としてとらえて下さい

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No.28715 【A-11】

Re:アスベスト新JIS法について

2008-07-15 17:13:15 火鼠 (ZWl8329

ただの一意見としてとらえて下さい

室温表記について、25度と書くしかないのではとのご意見ですが、そのとうりと、思います。分散液は、25度で、表記の屈折率なのですから。
ここでの、問題は、顕微鏡でみていれば、100Wのランプから焦点合わせてサンプルに光を当ててているのですから、サンプルは、あったまるはずです。そしたら、屈折率が変わるのではないでしょうか?私の実験では、温度が変われば、分散液の屈折率は、かなり変わります。0.00Xのオーダーでやるんじゃ〜使う前に、原液の屈折率測って(劣化もあると思う)室温を安定させ顕微鏡も25℃の、恒温になってること確認しなければ、出来ないのではないでしょうか?
メーカに、言ったら、なんか温度コントロールの出来るステージが作られたようですね?。もし使用されている方がおりましたら使い勝手を教えていただきたい。私は、先入感で、あれは細菌培養用の温度の高いものなら、対応できるが25度限定なんてものには流用できないのではないか?と、疑問です。

回答に対するお礼・補足

回答有難うございます

温度管理つき顕微鏡は私も聞いたことがあります。しかしながら、正直これ以上新しい機器が増えても、仕事量はこれから減っていく分析ですので、買い足すのはおそらく無理だろうと思います。仕事量にもよりますが、おそらくアスベストをメインでやられているところは多くないと思いますので、みなさんそうではないでしょうか?これ以上、JISが改正されて、今度は電子顕微鏡が必要・・・なんてことにならないことを祈っています。

No.28745 【A-12】

Re:アスベスト新JIS法について

2008-07-17 19:10:56 火鼠 (ZWl8329

私見ですので、ただの一意見としてとらえて下さい

アスベストは、位相差顕微鏡だけでも判別できる。
なんで、こんなわけのわからんJISを、作ったのか?所どころに、一定の企業の利益が見える。分析操作は複雑だが、必要性がみいだせない。少し、このJISは、おかしいと、扱ってる方が発言しないと、私は、変だと思います。コロコロ内容変わるし。今のJISは。分析を知らない人間で、学者の自己満足程度しか、思えません。

No.28751 【A-13】

Re:アスベスト新JIS法について

2008-07-18 12:54:45 アスベスト分析屋 (ZWla85f

 私個人的な意見です。

 1. 屈折率について
 とある講習会では、「屈折率は温度によって変化するから、その時の温度での色を観察して、その分布曲線を作りなさい」という話がありました。とてもそんな時間はありません。もう少し何とかなりませんかと思います。

 2. 0.1%について
 そもそもこの数字はEUあたりが決めた値だったという認識なのですが、0.1重量%のはずなのに、アメリカの分析法で定量分析をすると繊維の本数の割合であることが多々見受けられます。どうなのでしょうか。
 また、世界で行われている分析法でこの基準を達成しているのがあるのでしょうか。私は疑問に思います。

 3. X線回折について
 CuKα線ではなくもっと波長の長いCoとかFeとかを使えばいいのにと思います(ピークの分離がよくなるため、分解能がよくなる)。メーカー側はそう感じているのですが、委員の人は「そんな意見は無かったよ」と言っていましたが。

 以上私個人的に感じたことです。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。

屈折率については、私も分布曲線を作るといいと言われました。ただ、作ったからといってその分検査がスムーズにいくのかどうか疑問です。
0.1%基準については、EUはたしか「天然鉱物中の石綿は除く」だったと思います。おそらく日本が一番基準が厳しいと思います。(それだけ分析方法に自身があったのでしょうか?)
X線回折については、私はあまり知識がなかったので今回勉強になりました。ありがとうございました!

No.28763 【A-14】

管球の疑義について。

2008-07-19 19:56:58 火鼠 (ZWl8329

今は、何と言ってるのかよくしりません。昔はASTMには、X線回折のデータ本がありました。その中には、鉄。クロム。コバルト。モリブデン等の管球によるデータがありました。角閃石系の鉄分が多いものなら。鉄や、コバルトの方がきっといいデータがとれるでしょうね?JISきめてるのが、がっこの先生、がっこには、銅管球がほとんど。鉱物の特性なんか無視してるのでは、ないでしょうか?ましてや。分析の主導権を持ってるところがなんか、機器メーカとくっついてるような??メーカが、管球対応してないような?さらに、JISの技術担当者が、管球の種類しっているのだか?はなはだ、疑問。メーカは、対応能力がないような?ま〜管球なんでも使える機種は、高いですから。そんなとこまで、JISで、規定されると。こっちは死活問題でもありますが。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。

確かに、感度で言えば日本製でなくても、もっと良いX線あるのにJIS作成側は日本製を使ってるみたいですね。個人的に、石綿分析は検査にコストがかかりすぎな気がします。

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