一般財団法人環境イノベーション情報機構
20年前より休止していた焼却炉の撤去
登録日: 2004年10月18日 最終回答日:2004年10月19日 ごみ・リサイクル リサイクル
No.8061 2004-10-18 10:53:02 無名の担当者
古い焼却炉の撤去を計画しています。
ダイオキシン測定、作業環境測定は行いますが、他に何か廃棄物処理法上の規制があるでしょうか?
行動作業の安全確認も十分行います。
レンガも含め廃材は100%全てリサイクルしようと計画中です。
総件数 3 件 page 1/1
No.8068 【A-1】
Re:20年前より休止していた焼却炉の撤去
2004-10-19 13:23:31 埼玉県 / なかよし (
>ダイオキシン測定、作業環境測定は行いますが、他に何か廃棄物処理法上の規制があるでしょうか?
労働安全衛生規則により、焼却炉解体には次の様な義務が発生します。
@焼却能力50kg/h(又は火床面積0.5m2)以上の焼却炉
A焼却能力200kg/h(又は火床面積2m2)以上の焼却炉
Aの場合は、労働基準監督署に解体計画書の届出が必要
@及びA共に、解体撤去作業時に必要な事
・事前の空気中ダイオキシン類濃度測定
(一年以上休止状態の場合は、測定省略可能)
・付着物のダイオキシン類濃度測定
・作業時の空気中ダイオキシン類濃度測定
・汚染水発生の場合、基準以下に処理して排水
・解体終了後、周辺環境等の調査
尚、ダイオキシン類濃度測定結果は、6ヶ月以内に測定したもの。
又、解体で発生した廃棄物は、ダイオキシン類濃度によって特別管理産業廃物となる場合も有ります。
No.8069 【A-2】
Re:20年前より休止していた焼却炉の撤去
2004-10-19 14:04:43 東京都 / ちしゃ (
「廃棄物焼却施設内作業におけるダイオキシン類ばく露防止対策要綱」
というものが作成されています。
その資料の概要・全文については下記からリンクされているので、ごらんいただけると幸いです。
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=7616
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=1075
No.8085 【A-3】
Re:20年前より休止していた焼却炉の撤去
2004-10-19 23:57:36 きら (
1.土壌汚染対策法はどうでしょうか?
EICの環境用語の「土壌汚染対策法」の中にもありますが、
http://www.env.go.jp/water/dojo/law.html
に詳しく説明されています。
この法律の中で「使用が廃止された有害物質使用特定施設に係る工場又は事業場の敷地であった土地の調査」を行わなければならないことが定められており、
ご質問の「古い焼却炉の撤去」が該当する様に思います。
2.アセスが必要
先日、環境アセスメント学会の大会があり、研究発表の中で、施設の撤去を行う際にもアセスメントが必要となる(近い将来、法令またはマニュアルが制定される)という話がありました。
環境アセスメント学会のホームページ
http://www.jsia.net/
普通、○○学会というと非常に格式ばって敷居が高く簡単に話を聞くということはできませんが、環境アセスメント学会は一般の市民やNPOも加入していて、非常に優しい雰囲気です。
もし、関東近郊であれば、アポを取り訪問してみるのも良いと思います。
専門家が、この場合アセスは必要ないと言えば、それでOKです。
設計・施工する側としては、「時間と金額をできるだけ少なくしたい」ところでしょうが、後々、地域住民やマスコミ等から苦情が出て対処するのも面倒です。
最低限度のできる事は行っておいた方が良いと思います。
具体的に何をどこまで調査するのかについては、撤去する施設の規模・工事期間の長短、周辺の状況(民家の有無、貴重な動植物の有無)・金額(調査にいくらまでなら出せるのか)等によって変わります。
一度、焼却炉のある都道府県・市町村の環境関連の部署(アセス担当)と打ち合わせをしてみるのも一つの方法でしょうか?
回答に対するお礼・補足
皆様 貴重なご意見有り難う御座います。
行政に相談し、万全な対策を取るつもりです。
総件数 3 件 page 1/1