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環境Q&A

第1種有機溶剤の見分け方について 

登録日: 2008年04月04日 最終回答日:2008年04月05日 健康・化学物質 その他(健康・化学物質)

No.27531 2008-04-04 11:20:18 ZWlac5c あいそじむきょく

こんにちわ。お世話になります。
第2種有機溶剤までしか扱ったことがなく、判らないので質問いたします。
四塩化炭素などの、溶剤の和名中に「塩化」を含んでいるような、第1種有機溶剤(肝機能障害などを起こしうる危険性の高いもの)の見分け方として、溶剤の匂いを嗅いで確認することは、製造業/化学業界などでは慣例として一般的に行われていることなのでしょうか?

あるいは、そのようなことはまず行われないし、匂いを嗅ぐこと自体が非常識と考えてよろしいのでしょうか?

一応JAISHで検索してみましたが「四塩化炭素による健康障害を防止するための指針」の中では、暴露の低減化を図れという記述でした。
これを極力不要な暴露は避けるべきと解釈すれば、匂いを嗅ぐのは愚かなことと解釈しているのですが。
http://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-8/hor1-8-2-1-0.htm

どなたか、ご教授いただきたく、何卒宜しくお願いいたします。(また遠距離通勤の上、会社のパソコンからはここにアクセスできないため、回答へのお礼が遅れるかもしれません。非礼を先にお詫び申し上げます)。

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No.27536 【A-3】

Re:第1種有機溶剤の見分け方について

2008-04-05 18:05:09 火鼠 (ZWl8329

最初に。廃棄有機溶剤のうち、塩素系有機溶剤と、その他の有機溶剤を混ぜるようであれば、廃棄物管理が、現場作業者に、全く理解されてないでしょう。
第一種有機溶剤(四塩化炭素等)は、表示義務があるので、使用溶剤の表示をしっかり見て廃棄管理をすればできるはずです。。。はず。。ですから、エラーもあります。エラーものを、嗅覚で判別は、危険です。検知管でも使ってください。塩素系溶剤は、特定な反応を使ってますので、溶剤種類がわかっていれば、そんなにはずすことは、ありません。
薬品の種別を臭いで判断することは、昔、毒物の取扱では、あったと思いました。今あるかはわかりません。
そんなことは、することがあぶない。
私は、四塩化炭素と、クロロホルムを、高校時代。臭いで、区分けしたことが、ありました。嗅覚に自信があったので、嗅ぎ分けました。あとフラフラになりました。(麻酔作用。)四塩化炭素は、肝臓癌まで疑われている溶剤です。においでの判断は自分だけならいいけど、部下には絶対やらせないでください。

化学工場の、上司なら、自社で使っている薬物の臭いぐらいは理解すべきです。しかし、部下に吸引して判断しろは、今の時代間違っても言えません。



回答に対するお礼・補足

火鼠さま。ご回答本当にありがとうございます。

>薬品の種別を臭いで判断することは、昔、毒物の取扱では、あったと思いました。今あるかはわかりません。そんなことは、することがあぶない。

確かにその通りだと思います。確かアーモンド臭とか、フッ素臭の物質もあった様に記憶してます。

>四塩化炭素は、肝臓癌まで疑われている溶剤です。においでの判断は自分だけならいいけど、部下には絶対やらせないでください。

そうですね。他のスレで何で検地管を使わないのか?と回答したのは正にこのことを懸念したからです。自分には部下はいません(一人、孤独な事務局なので)が、いたとしても絶対にそんなことはさせません。

No.27533 【A-2】

Re:第1種有機溶剤の見分け方について

2008-04-05 11:52:07 環境アドバイザーのひかる (ZWl954a

 ここにはいろいろな考え方をお持ちのかたが集まります。極論から妥当な考えかたまでありますが、少なくともいわゆる理想主義的な原則論では、発言する当人の気分は晴れるでしょうが、社会からの反発ばかり大きく、実際には害になることのみ多く、有益になることは少ないのが実情です。

 片目をを閉じろとまでは申しませんが、今の立場と現実、そして方向をもう一度見直してみることが必要です。

 大体どのような安全装置や機器を使用しても、故障は必ず起きます。そのような場合の行動もあらかじめ考えておくことは重要なことです。
 100%の完全さを求めるとすれば、その業務に従事しないことしか方法はありません。
 個人としては、自分自信の安全に関しては独善的に考え身を守ることは本質として許された行為と思います。

回答に対するお礼・補足

>大体どのような安全装置や機器を使用しても、故障は必ず起きます。そのような場合の行動もあらかじめ考えておくことは重要なことです。

そうですね。100%壊れないものなんて有りはしないし、装置メーカが基本安全規格に従いリスクアセスメントを実施して設計したとしても、予期されない事故は起こるものだから、PL法でも開発危険の抗弁は認められていますものね。
装置を使う側でもOHSAS18001のリスクアセスメントをしっかりやってコンプライアンスの徹底を図り、従業員に安心で安全な職場の提供を目指して頂きたいものです。

建前と本音、理想と現実の間で悩む人は多く、個人の哲学によってしまう問題であり、このような議論を続けることは、このサイトに迷惑をかけることになると思いますので、このスレはここで閉じさせて頂きたいと思います。尚、A-1の回答でも申し上げた通り、他意はなく、単に一般的な管理がどうなのか(業界が違っているため判らないので)聞いてみたかっただけです。

No.27532 【A-1】

Re:第1種有機溶剤の見分け方について

2008-04-05 11:16:29 環境アドバイザーのひかる (ZWl954a

>四塩化炭素などの、溶剤の和名中に「塩化」を含んでいるような、第1種有機溶剤(肝機能障害などを起こしうる危険性の高いもの)の見分け方として、溶剤の匂いを嗅いで確認することは、製造業/化学業界などでは慣例として一般的に行われていることなのでしょうか?
>これを極力不要な暴露は避けるべきと解釈すれば、匂いを嗅ぐのは愚かなことと解釈しているのですが。
>
 このような内容は、ネットなどの公共の場で堂々と話し合うことが好ましいとは思えませんが・・・

 誰かの発言で小学生のように正解が・・・等と同じですが、閾値があるとしても建前は臭いを嗅ぐなどの行為はなさるべきではありません。しかし同様に教条主義というか、原理主義では現場はさしいかなくなります。

 化学工場にお勤めの方の発言からも、現状では工場の操業は出来なくなると思います。完全に原始生活に戻る生活をするなどの極端な原理主義を主張なさるならばいざ知らず、ほかの初心者に対する影響も好ましいとは思えません。

 別のスレッドでの批判をここで反論するのも何ですが、決して現場の苦労が分らないでの発言ではありません。
 逆に現場の苦労や実情が理解できる故、簡単に割り切ったような話が出来なくなるのです。公で発言することと、現実の工場などで指摘することは運用において異なることがあります。当然今よりはよくなる方向にしますが、そこに必ず実際上の運営可能性の観点が存在します。
 現実と乖離した理想論を掲げても、反発が出るだけで反つて改善の妨げになることも多いのです。逆にあえて一人だけの反逆者になる場合もありますが、それは今よりも少なくとも半歩でも前進しようとの確かな根拠がある場合に出来るのです。

回答に対するお礼・補足

ご意見ありがとうございました。

>このような内容は、ネットなどの公共の場で堂々と話し合うことが好ましいとは思えませんが・・・

→確かに好ましくなかった様ですね。考えが足りませんでした。
私はただ単純にどの程度の危険性の溶剤だったら、一般的な現場では臭気を嗅ぐ行為をやめているのか、といったことを知りたかっただけです。
別スレで真面目な(若い?と思われる)人が孤軍奮闘している様子だったので、世間一般ではどのレベルで管理しているのか、情報提供になればと思っていたのですが。
私自身は別に正義漢でもなんでもありませんし、理想を振りかざしたい訳でもありません。企業の論理も分かるし、企業のポリシーと自身のポリシーが合わなければ、辞めればいいじゃないかと思っている者です。まあ、企業が説明責任を放棄しているというケースは、別の問題があると思いますけれども。

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