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環境Q&A

水環境中のCdの浄化について 

登録日: 2008年01月27日 最終回答日:2008年02月15日 水・土壌環境 その他(水・土壌環境)

No.26733 2008-01-27 02:01:34 ZWlac43 apuss

 現在水環境中のCdの除去に関する学習を行っています。
そこでミドリムシの重金属蓄積能を使ってCdを除去できないかと考えました。ですがCdの水環境中というか自然環境中での動態を考えると土壌と強く結合してしまって、水環境中に存在するのかどうかという疑問が残りました。重金属に関する文献を見てみても、Cd汚染と言えば土壌汚染がほとんどのようです。
 実際にミドリムシを用いているCd(重金属)の除去に関する論文はあるのですが、もし仮にこの技術を用いるとすれば、やはり自然環境のバイオレメディエーションというよりも水処理の方が適しているのでしょうか。

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No.26983 【A-2】

Re:水環境中のCdの浄化について

2008-02-15 14:25:02 環すけ (ZWlae30

疑問に思われているとおり、Cdの存在量は水中より底質や土壌の方が圧倒的に多いです。
Cd汚染の文献が土壌ばかりなのは、イタイイタイ病のCd摂取経路が魚でなく米だったからです。

ミドリムシによるCd除去に関する論文があるということですが、それは「技術」として確立されているのでしょうか。
水量は何トン?水中のCd量は何kg?それを除去するのに必要なミドリムシは何kg?ミドリムシを生存させるために投入する資材の量は?
外に漏れないようにするには?取りこぼしなく回収する方法は?処理過程(脱水等)でCd再流出の可能性は?
パッと思いついたことを並べましたが、最低限これくらいはクリアしていないと厳しいのでは。

バイオおよびファイトレメディエーションでは、硝酸態窒素や有機化合物は生物の代謝等により変質・分解されますが、
重金属は蓄積させてバイオマスごと回収する必要があります。
それを考えると、微生物では無理があるのではないでしょうか。
吸着材を使ったほうが環境負荷やコストの面で有効だと思います。

No.26764 【A-1】

Re:水環境中のCdの浄化について

2008-01-29 18:17:37 火鼠 (ZWl8329


科学って思いつきから、発展するものではないでしょうか?他人が、そんなのありえね〜って言ってる中でその内、ノーベル賞とっちゃう人が出るのでは?思いつきを、つきつめて楽しむのが、科学ではないでしょうか?学問を、学校だけでやるのが。科学ではないと思います。ノーベルだって、企業家でしたから。もっと、ご自分の発想を楽しんで悩んだらいかがでしょうか?ちなみに私は、ミドリムシでは、金属毒性に耐えられないのではないかと思います。

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