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環境Q&A

UNEPの一員になるには 

登録日: 2007年04月04日 最終回答日:2007年04月09日 地球環境 国際環境協力

No.21987 2007-04-04 04:08:33 KLOSE RINZ

はじめまして、自分は今高3の文系で将来の仕事・大学などを考える時期になっています。自分は環境問題に関係した仕事をしたいと思っています。とは言っても環境の仕事と言いましても数があり過ぎてずっと悩んでいたんですが、つい最近UNEPという国連環境機関のことを知りました。過去に自分の母親の姉がスチュワーデスとして世界中を飛んで仕事をしていたのを知り中学生の時から世界に出て仕事をしたいと思っていました。環境問題関係の仕事をしたいと思った時も世界に出たいと思って色々と調べてみたら、このUNEPの存在を知りました。しかし、簡単にはUNEPの一員として働くことは出来ないと分かり大学ではどんな事を学べばいいのか悩んでいます。自分は文系なので、世界情勢か英語を学んでみようと思ってるんですが、これだけでは環境問題には貢献出来ないと思うんです。UNEPの一員になるにはどのような勉強をすれば良いのか教えて頂けると嬉しいです。

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No.22047 【A-3】

Re:UNEPの一員になるには

2007-04-09 09:34:20 環くん

たびたびすみません。補足です。

国連のUNDPなど開発に関わる部署でも、
貧困と環境には密接な関わりがあるとして、
環境問題を視野に入れた政策を重視ていますし、
食糧問題、紛争、経済開発、保健衛生など、
もはや国連の扱う問題で、
環境と関わらないものを見つける方が難しいくらいです。

私は環境問題は人間の問題だと常々痛感しています。
いわゆる「理系」分野の科学者・技術者は、
環境問題解決への指針や対策を示すことはできますが、
それを実行できるかどうかは、様々な人の協力にかかっています。
質問者さんがたとえ他分野の専門家になったとしても、
常に環境問題のことは意識していて下さいね。
環境問題に対する他分野の専門家の理解が深まることが、
これからの環境対策への鍵の一つになると思います。

また、国際分野で活躍するつもりなら、
一度は英語かフランス語が母語の国で学ぶ機会を持つと良いですよ。
もちろん今の時代、日本でも語学や専門知識は充分学べるのですが、
多国籍の学生が集うところで議論したり、
外国語での正しい論文の書き方を学ぶ機会はまだまだ少ないです。
(自分も含めて)日本で学んだ人の弱点は、
「議論すること」と「外国語で書くこと」だと思います。
この二つは国際社会で活躍するには必須ですので、
是非、大学時代にしっかり技術をみがいて下さいね。

回答に対するお礼・補足

またご回答してくださってありがとうございます。環境問題というのは色んな分野でも関わりがあるのですね。英語は英語の母国で学んだ方がいいですか、母親の姉が現在オーストラリアに住んでいて、たまにホームステイなんかをやっているそうなんですが、機会があったらオーストラリアまで行って教えてもらおうかと考えています。日本に来て教えてもらうより英語しか通じない国に行って教わった方が良さそうですしね。

No.22011 【A-2】

正確な情報を集めること

2007-04-05 18:13:54 東京都 / あいっちゅ

とりあえず、こんなところかな。

http://www.mofa-irc.go.jp/
http://www.unic.or.jp/fwork/test.htm
などなど。

 とりあえずは日本語のサイトを紹介しますが、これくらい英語で検索できるようにしたいですね。これらのサイトを見てもらえばわかりますが、英語はあくまでもコミュニケーションツールで、それぞれ専門は専門で、それなりに身につけていなければなりません。
 私はいろんな方に国連等のNGO(国際機関はNGOに分類されます。例えば世界銀行だってNGOですよ。)で働くことを薦めています。

 若い学生さん向けに、国連職員の仕事を体験できるプログラムもあります。もちろん英語は必須ですが。非常におもしろい体験ができますよ。UNEPに限定せずに、広く視野を持ってください。

 頑張ってね。

回答に対するお礼・補足

仕事体験なんてできるんですか!?それも国連職員の。これは知りませんでした。現在は受験生なので来年大学に入ってからそのような体験・イベント等に参加してみようと思います。ご回答ありがとうございました。頑張ります。

No.22008 【A-1】

Re:UNEPの一員になるには

2007-04-05 18:03:00 環くん

まだ過去の質問を見ていないようでしたら、こちらを読んでみて下さいね。
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=20573
http://www.eic.or.jp/qa/?act=view&serial=21350

国連の機関には、一般職員(事務、人事、経理などを行う)と、
環境問題のような専門知識が求められる専門職員がいます。
しかし専門職員と言っても、UNEPは調査や研究を行うところではないので、
現場に出る調査などは、ほとんどしません。
専門知識を活かしつつ、各国との調整や報告書作りなど、
かなりデスクワーク的な仕事をしています。

ただ、環境の専門知識といっても、
このEICのページですら様々な分野に分かれていることで分かるように、
非常に多岐にわたります。
UNEPが扱う分野も、非常に幅広いのです。

まずはUNEPがどんな仕事をしているか、詳しく知ることですね。
UNEPのサイトやそこに公開されている報告書をがんばって読んでみて下さい。
http://www.unep.org/
そのうえで、自分が興味の持てる分野を探すと良いと思います。

なお、国連職員は英語かフランス語ができることが必須ですが、
これは仕事をするための単なる道具ですので、
語学は専門知識とは見なされませんのでご注意下さい。

詳しくは外務省のページをみて下さい。
http://www.mofa-irc.go.jp/

またUNEPの専門職員になるには、
最低でも環境分野の修士号が必要ですし、
実務経験(実際に働いた経験)も求められる場合がほとんどです。
また専門職員の場合は、空席が出たときに随時募集をするので、
必ず毎年公募があるとは限りません。

国連職員を目指すのであれば、
長期的に目標を立てて、焦らずチャンスを待つという姿勢が必要ですよ。

回答に対するお礼・補足

ご回答ありがとうございます。やはりUNEPの一員として活躍するまでの道のりは簡単ではないですね。他にもNGO等の団体があるみたいなので、他にもUNEPという枠にとらわれずに色々と探してみようと思います。

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