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環境ニュース[国内]

第120回FAO理事会開催 水産委員会報告書を採択

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.06.26 【情報源】水産庁/2001.06.25 発表

 2001年6月18日から23日にかけて、イタリア・ローマのFAO(国際連合食糧農業機関本部)で、第120回FAO理事会が開催された。
 この中で小松水産庁資源管理部参事官(第24回FAO水産委員会(COFI)議長)より、COFIでの議論について報告がなされ、各国よりこの報告について発言があった。
 このうち海産哺乳動物と漁業との競合に関する調査・研究については、日本、米・豪、EUの三者で意見の違いが見られたが、最終的に、海産哺乳動物と漁業との競合問題を含む生態系管理の研究はバランスをとりながら、包括的に進められるべきとの内容が第24回COFI報告書に盛り込まれた。
 また、中西部太平洋かつお・まぐろ管理条約(MHLC)について、日本は条約作成プロセスで中西部太平洋のかつお・まぐろ漁業に関心のある国(沿岸国・漁業国)を排除している点を批判、米・豪は本件はFAOの管轄外であるとして強く反駁したが、最終的には、沿岸国・漁業国はMHLCへの参加が認められなかったとの内容が報告書に反映されることとなった。
 なお、違法・無規制・無報告(IUU)漁業を撲滅するための行動計画については、各国に支持され、理事会で更なる承認が付与された。
 これらの議論を通し、第24回COFI報告書は第120回理事会で採択された。また、第120回理事会の報告書は11月に開催予定の第31回FAO総会での承認のために、この総会に提出される予定。【水産庁】

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