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環境ニュース[国内]

サメの保持禁止規制改正を日本側が要望 日・パラオ漁業協議

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2004.10.20 【情報源】水産庁/2004.10.19 発表

 2004年10月12日から14日にかけて、パラオ共和国のコロールで日・パラオ漁業協議が開催された。
 今回の協議では2004年9月に公布されたパラオの「外国漁船規制法」の内容が中心議題となった。
 日本側は、同法にパラオ水域内で漁獲されたサメの投棄義務と保持禁止規定が盛り込まれたことは、2003年11月に採択された「サメの浪費、投棄を最小化すべし」との国連決議に反していると指摘し、早期改正を求めたが、パラオ側は「同法が国連決議違反にあたるかどうかは最終的に大統領が判断する」と回答。協議の場で明確な方向性を示さなかった。
 ただし、日本の漁船が公海や他国水域で漁獲したサメを積んだままパラオ水域に入漁したケースについては、漁獲記録でその証明ができれば、パラオ水域外で漁獲されたものとみなすことが合意された。
 なお日かつ連(日本鰹鮪漁業協同組合連合会)は、この「外国漁船規制法」の規定がはえ縄漁業で混獲されたサメを含む全てのサメを対象としていることから、実質的にははえ縄漁業禁止と同等の内容である指摘。他国との2国間協定にも悪影響を与えかねないとして、法改正するまでパラオへの入漁を自粛するとの方針を伝えた。
 なおまぐろはえ縄、かつお一本釣、まき網入漁料の条件自体については、従来通りとすることが合意された。【水産庁】
 

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