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環境ニュース[国内]

「鉱さいりん酸肥料」「腐植酸りん肥」の公定規格への食品健康影響評価案に意見募集実施

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2004.09.17 【情報源】内閣府/2004.09.16 発表

 内閣府食品安全委員会は平成16年9月16日までに、16年7月に農林水産大臣から意見を求められていた、「鉱さいりん酸肥料」の公定規格設定と「腐植酸りん肥」の公定規格変更に対する食品健康影響評価案をまとめ、この案について16年10月13日(必着)まで意見募集を行うことにした。
 鉱さいりん酸肥料は、製鋼の脱りん工程で生じる鉱さいを原料とした肥料で、公定規格では「含有すべき主成分の最小量」、「含有を許される有害成分(カドミウム、ニッケル、クロム)の最大量」、「その他制限事項」を定める予定。
 また腐植酸りん肥は石炭や亜炭を硝酸で分解して生成したもので、今回は従来からの公定規格の中にマンガン含有物・ほう酸塩を使用できる原料として追加することに伴い、主成分量の項目に水溶性苦土(マグネシウム)、水溶性マンガン、水溶性ほう素の主成分量を追加するほか、有害成分の最大量にニッケル、クロムの最大量を追加することになっている。
 食品安全委員会肥料・飼料等専門調査会はこのうち肥料中に含有される可能性がある重金属について審議し、「適切な施用が行われた場合は食品を通じてヒトの健康に影響を与える可能性は無視できる」と結論した。
 意見は郵送、FAX、意見募集ホームページで受付けている。【内閣府 食品安全委員会】

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