一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

環境法の実施に深刻な問題 環境関連指令の国内法制化は遅れ気味

環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2004.09.06 【情報源】EU/2004.08.19 発表

 欧州委員会が8月19日に公表した報告書により、EU環境法の実施における深刻な問題が明らかになった。
 「第5回EU環境法の実施及び執行に関する年次報告書」によれば、加盟国における環境関連指令の国内法制化が遅れており、2003年末までに88件の遅延があった。指令が適切に国内法制化されていないケースも118件、指令における二次的義務、例えば特定の計画やデータの提出、保護地域指定などの期限を守っていないケースも95件あった。遵守状況は国によって異なり、フランス、ギリシャ、アイルランド、イタリア、スペインは成績が芳しくない。最も大きな問題を抱えている分野は、水、廃棄物自然保護及び環境影響評価である。
 こうした問題のため、市民が期待するレベルでの環境保護が行われていないことになる。なお、2003年において、EU法不遵守に関する申立て、継続中の違反事件のうち、3分の1が環境部門に関するものであった。【欧州委員会環境総局】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク